マジンボーン・イラストワーク後編


「データカードダス マジンボーン」でカードイラストを担当しておりました。そのイラストワーク前編の続きです。

今回は、プロモーションカードとして扱っていただいたカードをご紹介します。ちなみにプロモーションカードとは、商品の販売促進用にゲーム大会やイベント等の参加賞、あるいは商品として配られるカードのことです。一般のカードと違って再録されることが少なく、配布終了後には絶版になることがある希少価値の高いカードとなります。

それゆえにイラストレーターとして、

ファンに向けて、より魂を込めて仕上げる一品になっております

たまにその連絡が届かず、魂を込めきれていないカードがプロモカードにされてしまうケースもあるので注意しないといけません。なので毎回、魂を込めて仕上げるようにして・・・いま・・・す!

 

◆ドラゴン・翔悟-アイアンボーン-

龍爪脚

煽りで吠える翔悟。アイアンボーンとなってパワーアップしたイメージです。

版権もののカードイラストを担当する時、基本的に同じポーズを取らせてはいけないので、事前に過去のカードの画像一覧をいただいて、それと比較しつつラフスケッチで構図を考えます。毎回被らないようにポーズを模索するので時間がかかります。

担当さんによっては細かく「こんなポーズでこんな感じに!」と指示をいただけるのでとても楽チンなのですが、信用されればされるほど「おまかせします!」に変貌してしまいます。それはそれで嬉しいことではあるのですが・・・。

版権元さんの方のチェックを考えるとポーズ修正の可能性が大になるので、あらかじめ2.3パターンのラフを提出しておく配慮が必要です。矢薙の場合、「まさにこれだ!絶対かっこいいぞ!よーし!」と思える構図ラフ一点で勝負をかけて、概ねOKいただけます(^^ でもそれはあまりおすすめできませんw

◆ドラゴン・翔悟-アイアンボーン-

龍爪脚

炎の属性のボーンらしく、火炎をまとったパンチを放つ直前のカット。確か描いてる時期には、アニメにアイアンボーンがまだ登場していませんでした。そのためどういった形態なのか詳細がわからないまま仕上げていました。

版権物ゆえ、作品のことは十分に把握しておくのは当然のことです。きちんと番組をエアチェックして、リアルタイムで視聴するぐらいの気持ちでテレビに向かうべきです。プロテクターヒーロー物好きの矢薙としましては大好物な作品なのでエアチェックは欠かしませんでした。

しかし、おおよそ依頼を受ける際は番組の先の展開を見越した新規のキャラクターイラストのラインナップとなりますので、パワーアップ形態の情報は設定画のみが届くケースが多いです。運がよければ必殺技の3D動画もいただけるのですが・・・大抵は間に合わない状況です。そういった時、担当さんに文句を言ってはいけません。

「大丈夫です。お任せ下さい。うまくまとめておきます!」

と冷静に対応しておくのが吉です。

◆タイガー・ヴィクトール

ガウジングクロー

◆ウルフ・グレゴリー

ハウル・オブ・シャドウ

ヴィクトールさんとグレゴリーさんは好きなキャラクターだったので愛を込めて仕上げました。

番組をきちんと把握しておくとキャラクターに思い入れが生まれてイラストに気持ちが入っていきます。主人公より、脇役とかに感情移入できてしまうタチなのでこの二名は楽しく描く事ができました。でも、これを仕上げている段階では、この二人はまだ登場したばかりでボーンすらまとわず、思わせぶりなセリフばっかり語って「ふふふ」と二人で笑ってるシーンしか見かけることができませんでしたw

 

上記四点は「マジンボーン カラビナカードホルダーセット」に付属されました。

 

◆ドラゴン・翔悟-アイアンボーン-

轟龍連牙

ドラゴン・翔悟。さすが主人公、かっこいいポーズのカードがたくさん出ていたので、被らないようにするために必死に考えた結果がこちらです。腰だめに突進しようとする構え・・・です(^^:

こちらニンテンドー3DS専用ソフト「マジンボーン 時間と空間の魔神」初回封入特典でした。

マジンボーン 時間と空間の魔神

 優秀なイラストレーターさんに恵まれたシリーズだったので、どのイラストも迫力があり見ごたえがありました。このシリーズに関わることができて本当に勉強になりました。すでにアーケード機の稼働終了の告知がされましたが、ゲーム自体は2015年8月31日まで遊ぶことができるみたいです。興味がありましたら是非遊んでみてください(^^/